義眼用資料 「記録(12) 目の乾燥感とそのメカニズム①」(2014年08月31日製作)
目薬を使用した感想をこれから書いていくつもりなのですが、
先に「義眼の乾燥感」について書いておいた方が説明しやすいと思いました
ってな事で今回は
「義眼の乾燥感とそのメカニズム」
です。
この感覚は私だけの可能性が有りますので、違ってた場合は…と思っております
↑の事はを踏まえますが・・、
まだ冬の検証が出来てないから断言出来ないのですが・・
目薬を「新緑水」
に変えただけで乾燥に苦しむ世界が相当変わりました
「今まで一体何だったんだ…」
と思いながら書いたので、
今回はちょっと毒舌な感じで進めさせていただきます
まず…、
「乾燥だと思う感覚について」
私も義眼の事を事前に調べて「そうなんだな」と思っていたけど、義眼の装着経験が長くなるほど実は違うなと思う事が有ります。
それは、
「目の乾燥と義眼の乾燥感は違う」
です。
言い換えれば、
「ドライアイの症状と似てるが対処は別物である」
と言うことです。
それに至る単純な理由付けですが、
「義眼装着に慣れた状態」
で乾燥感がある場合、ドライアイ用の目薬を使い目に潤いを与え、目に保湿効果のメガネを掛ければそれでかなりの違和感軽減となる筈なのに目薬での軽減効果は薄かったです
なおかつ
目の乾燥時、濃度の有るドライアイ用目薬等は余計に目の痛みを発し、私自体は
「義眼にドライエイド」
の使用はご法度にしています。
乾燥時の見える目には凄く効くのにね・・
義眼屋も医者もこの理屈が判ってないから、(義眼は義眼床と合っている状態で)ドライアイの対処法と同じ理屈で・・、
・目を休ませる
・人口涙液を使え
・義眼の研磨状況や傷が原因の一つ
・乾燥する時期は仕方がない
・保湿環境を整える
こういう「当たり障りの無い意見」しか出ないんじゃ無いかなと思っています。
お医者に関しては「義眼専門分野が殆ど無い」状態だからまだこう言う事になっても判るのですが・・、
義眼屋さんは自己製品に責任を持つ立場であり、自分達が作った義眼をちゃんと「ユーザーテスト」やってるの
って疑いたくなります。
例えば、
・連続装用すると、どれ位で義眼の汚れが発生し易くなる。
・義眼の研磨や傷の具合でどの程度で影響する。
・義眼の汚れや目ヤニの発生による摩擦係数の変化。
・海外では有る義眼用目薬の「成分分析」と日本の目薬の違い
・人口涙液の効果性
こんなのちゃんと検証して把握してるのかなぁ
義眼の使用について言われた事をしても大して改善しないのでどうしてもそういう疑問が出てきます。
「使用感・現象はあくまで個人差」
そう言われてしまえば何も言い返すことも出来ないのが指導側と受ける側の関係なのでこれ以上は言っても仕方ないのでしょうけどね・・
ただ、
義眼研磨の具合に関しては私は金属の加工分野の人間ですが自分の経験でもおかしいなと違和感を感じたので調べてみました。
「摩擦抵抗と表面粗さの関係」
{検索1}
アモントン=クーロンの摩擦法則
<第2法則>摩擦力はみかけの接触面積に関係ない。
{検索2}
「粗さは摩擦の根本ではない」
高校物理ではよく、
「粗い面」といえば摩擦がある面、
「滑らかな面」といえば摩擦がない面、
という区別をしている。
これは直感的に分かりやすいし、日常生活ではほとんどその通りだろう。
物理学者も長年、摩擦の根本原因は面の粗さ、面の凸凹だと信じていた。
ところが20世紀になって否定された。
滑らかすぎる面より一方を粗くしたほうが摩擦が小さくなる例が見つかったのである。
なお、このことを見つけたのは自動車の技術者である。
{検索3}
リンギング
平滑度の高い面では、潤滑油が入らないために固着や焼き付きが起きる。
これらは私の今まで経験した仕事の中でも「そうであろう」と思う事なのです。
これに加え
「アクリル(PMMA)の研磨による保湿能力と親水性・撥水性・保油性」も関係してくる筈なのですが・・。
単純にツルツルになればなるほど保水・保油力も落ちるもんでしょうしね
機械分野ではわざと「きさげ」して油溜まりを作ったりします。
脱線気味で申し訳ありません、長くなるので2部形式で書きたいと思います
次回は、「ではなぜドライアイの対処法では効果が無いと思うのか」で進めます。
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鉄砲玉の義眼体験記 【Experience story of artificial eye life】
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