鉄砲玉の義眼体験記 【資料館】

鉄砲玉の義眼体験記 【資料館】

皆様こんにちは、鉄砲玉です。 2020年7月より義眼にまつわる動画配信を始めました。 それに伴い以前に製作したブログの義眼に関わる自己記録を別途残せるようにこちらに記載する事にしました。

義眼用資料 「記録(7) 義眼床って?」(2014年05月29日製作)

当所、義眼台義眼床について一度に書こうと思っていたのですが、結構長くなりそうなので分けて書く事にしましたaya
今回は義眼床と私の状態について書いて行きます。
 

 

義眼床とは(ネット引用)
眼球や眼窩内容の摘出を余儀なくされた場合、その後に義眼目が必要になります。

より自然な状態を目指すためにはしっかりした土台と十分な広さをもつスペースが必要です。この義眼を挿入するスペースのことを義眼床と呼びます。

義眼床が狭いと義眼の装着が難しくなり,また土台が十分でなければ義眼を挿入してもくぼんだようになってしまいます。

 

義眼床形成やそれにともなう瞼の変形は基本的には保健適応になります。
義眼床に関しては、ネットで検索すれば比較的簡単にヒットしますので情報としては探しやすい物でした。

 

調べる前に「義眼床とはこう言う物なのかな?」と思っていた事と大体一致していました微笑み顔
眼球を摘出した場合には義眼を入れるスペースも縫い合わせる結膜も充分有ると思うので義眼床を作る事に関しては余り問題にならないのかなと思いました。

 

ただ、義眼床を新たに増設する場合については混沌としていて、
軟骨

皮膚

口腔粘膜

植皮

眼窩近傍からの皮弁移植

組織が不足する場合には骨や身体の別の部位からの組織移植


使える物なら何でも来い的な感じに見えてしまう・・。

 

移植技術って想像も付かない世界です汗

 

 

それと、後で自分の事で触れますが、「縫合技術&経験」の伴わない医師に触られると後々凸凹が大きかったり・義眼の事をあまり加味せず手術して義眼が合わせにくいなんて事もあり得るのではないでしょうかね?しょぼん(考えすぎ?

義眼になる状況は病気や怪我や事故などで緊急時だと思うのです…。

眼の病気の場合はそれなりの医師が対応してくれると思いますが、
怪我や事故で緊急を要す場合等は救急搬送先の病院によりけりになってしまうし、そういう対応を取れる医師が居るのか怪しいな~って思います
汗
後々の事を考えると「エイヤー!」で触ってもらうような場所では有りませんが、緊急を伴う場合にはどうしようもないのも分かりますし・・。

 

 

根本的に「義眼に関われる医師」の絶対数が増えて欲しいなと思っています。

私に手術してくれたB先生医者は特に縫合にこだわりを持たれていました。
・縫合痕は靴ひもを結んで裏返した感じ。
・結び目が手前に出さないようにし、表面の凸凹を抑える。

 

 

先生が仰るには、
「眼球を取り除く手術をやりたがる医師はあまり居ない」
いい意味で、出来るだけ見える眼なら残してあげたいから。
悪い意味で、眼の「お葬式」をする行為だから。

「やりたがらないので、この手術の経験が多く技術の有る先生は少ない
こんな事を仰られていました。

 

今考えると「縫合場所の結束力・義眼台露出の原因、凹凸は義眼のフィット感を損なう」こういう理由があってこだわっていたのかな?と推測しています。
いかんせんB 先生自体から義眼台・義眼床の詳しいお話しは聞いていません。
私への手術は痛みが有ったので緊急性を感じておられましたし、義眼台や義眼床ってのは「まず疾患を取り除く」事から次の話になりますからね。


最後に・・、

 

私が思うに、自分の義眼床は落ち着くまで手術後約1年掛かったような気がします。

 

手術後→縫合跡が癒える→抜糸→義眼で当たり具合が馴染む期間→馴染み始めた義眼床で義眼再調整→当たり具合の馴染む期間→再度義眼調整→再度馴染む期間→義眼調整

 

ここまでで約1年でした。 

個人差も有ると思いますが参考になれば・・と思います。

 

 

次回はいよいよ義眼台についてですaya

 

 

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