義眼用資料 「記録(16) 目やにのお話① やっぱり洗浄と除去」(2015年2月3日製作)
今回は「目やに」について感じた事を書きます。
前から目やにについてちゃんと書きたいなと思うのですが、分かっていない部分が多くて確かな事が書けません
そんな程度なので、
「現在までで体験した」
目やにによる目の負担や傾向を書こうと思いました。
目やにの出方も人それぞれみたいですし、年齢的な問題も有るのかもしれません。
なので、あくまで私の場合と思って見てください
これは「義眼 Ver.1.4」の装用時のお話です。
最終的にこの義眼はかなり削り込んで小さくなり抵抗が少なかったおかげか、
冬場でもそんなにダメージを受けませんでした。
「見た目は別として」
ある意味で目には良い義眼だったと思います。
なので、
目薬(養潤水)をきちんと使用し定期的な義眼&眼内洗浄をしていれば、日常生活で目やにも殆んど出ませんでした。
「目やにが無い」
と言うことは如何に義眼生活が楽な事か…
な~んにも気にならなくて目薬の事も忘れるくらいです
目やにが無く涙でちゃんと潤滑さえ出来ていれば本当に何も無く1日過ごせるように思います。
それには義眼がある程度のレベルで調整出来てて、更に目の閉じ具合も関係するでしょうけどね。
などと…、
そんな快適に感じていた「Ver.1.4」でしたが、ある日の不養生で維持していた調子を落としてしまった事が有りました
結局、
体調不良は別として、如何に相性の良い義眼でもケアをキチンとしなければ目やにの発生は避けられないと感じました。
今回はそこを取り上げてみます
ある日の週末、
仕事で疲れていた事も有り、帰宅後飯食ったら目も洗わずにパタンキュー
次の朝、
用事で急ぐ必要があり、義眼と目の中は洗わず、
顔を洗うついでで流水で「義眼表面を濯ぎ」そして「目の周りを拭った」
表面上の目やには取ったつもりで、その後に義眼の上から深緑水を点眼。
この行動により、
目やにの排除が完全ではなく、段々調子が落ちていきました
結果的には痛み(ヒリヒリ感)が出て、回復まで丸1日を要す事に…
この間にしなかった事は、
・1日の終わりの義眼洗浄&眼内洗浄
・洗浄後の眼内(義眼床)へ深緑水の点眼
・朝寝起きの義眼洗浄&眼内洗浄
・眼内(義眼床)へ深緑水の点眼
相性が良いと思う義眼でも、痛み発症までの時間にしてみれば「約30時間」義眼&眼内洗浄をしなければこうなってしまいました。
やはり「汚れが続く状態」は良くないのでしょうね、せめて1日が始まる寝起きだけでも義眼も目の中もちゃんと洗った方が良かったのかもしれません。
目やにのせいでダメージを受けると、
瞼・目尻・義眼の淵が当たる場所が特に荒れて来ます。
義眼裏側は意外と痛くないような気がするんだけどなぁ、これは不確定な部分と言う事で・・
そしてこの状態は回復まで時間が掛かるうえ炎症状態の為、治るまでの間更に目やにの原因になるのでとても厄介なのです
扱いを間違えれば負のスパイラルから脱け出す事も遠くなります
目やにの出やすい人間に対して、
「目やにが出にくい環境を維持する事」
は、快適な義眼生活を行う為にはとても重要な意味が有ると思います。
少々の事では目やにが出ない人なら多少大雑把でも良いと思いますが、出やすい人間はまず、
「どうすれば目やにが出ないのか」
と考える必要が有るのかもしれません。
その中でまず簡単に出来るのは、義眼の洗浄です。
目やにが出だすと、義眼へ簡単に蛋白汚れが付着してしまいます。
水洗いではその蛋白汚れは落ちないので、洗浄時は必ずコンタクト洗浄液で擦り洗いした方が良いと思います。(☆ 義眼洗浄について)
そして、眼内の洗浄はどうするか考え方が難しいのですが…。
私はシャワーや流水で直接目の中の目やにを洗い流しています。
長時間水流に当てると結構シミますが、目やにを流す程度ならそんなに気にしていません。
シミる人は我慢出来ないのかなぁやっぱり
本来は結膜に直接水道水は良くないのでしょうけどね…
個人的には、
「目やにの残留>洗った時にシミる事」
なので、気にせずちゃっちゃと眼内洗浄済ませちゃいますけどね(笑)
小さい子どもだと嫌がるかもしれないので何か別の方法も考えないといけないのかもなぁ
それと目やにの出やすい人は、
その後の装着は出来るだけ潤わせた方が良いと思います。
・乾いた義眼を直接入れるよりは水で濡らして
・涙が潤滑してない眼内には出来るだけ涙液等で潤わせてから
乾いた状態の物同士だと滑りがよく有りませんからね、涙で馴染むまではやはり「ギシギシ」しがちなのでそれがまた目やにの原因になりかねなく、折角洗浄しても状態改善にならなくなってしまう可能性も有るかと…。
まずは、
「こうしたら目やにが出にくい」
と、自分なりの状態維持方法を確立する事が優先かなと思います
こんな感じで今後も目やにの事は、記録で書いて行く予定です。
目やにの注意点はいくら重複しても良いかなと思いますので
まずは徹底排除が優先
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