義眼用資料「記録(12) 目の乾燥感とそのメカニズム②」(2014年08月31日製作)

データが消えてしまった為再編版です。
(2014年9月14日再投稿)

前回は終盤横道に反れてしまいました

続きなのですが、
「ではなぜドライアイの対処法では効果が無いと思うのか」で進めます。

まず、ドライアイの症状はこんな感じ。

ドライアイの症状(ドライアイ研究会)
ドライアイの症状はさまざまです。
目が「乾く」という感覚は少なく、目が疲れる、目がゴロゴロする、充血する、などの不定愁訴が多く、また、コンタクトレンズが痛い、ものがかすんで見えるなどの症状もドライアイから起きることがあります。

■目が疲れる
■目がごろごろする
■目が乾いた感じがする
■目に不快感がある
■目がヒリヒリ痛い
■目が赤い
■朝目が開けにくい
■目がくしゃくしゃする
■白っぽい目ヤニがでる
■なんとなく見辛い
■時々かすんで見える

こう症状を並べてみると、義眼の乾燥感と同じように見えますよね…。
自分の根拠を言う前に挫けそうだわガーン

ドライアイについても不治の病とよく言われていますが、目に潤いを与えその後目の乾燥を防いで行けば継続的に症状の緩和が可能かと思います。

言わばドライアイは眼が乾くと言う問題点だけを改善し継続出来れば上手く症状と付き合って行けると思います。

でも、その理屈は義眼には当てはまらないと思いました。
乾燥感を感じてから、その対処をしても改善は少ないと思いましたし、
単純に義眼表面が乾くだけなら、その時に潤いを与えればそれだけで問題が解決してる筈ですしね…。

そう思う根拠ですが、
私は義眼の乾燥感に繋がる理由は
「義眼に付く目やにや汚れによる摩擦の増加」
が大きく起因していると思っています。

以下、乾燥感の原因だと思う事です。

「義眼の乾燥感を感じる原因」(義眼調整は出来ている前提)
・時間が経つにつれ義眼に汚れが増え摩擦抵抗になり目やにが発生
・乾燥による不快感で目やにが発生
・目やにが絡めば瞬きの抵抗になり不快感で更に目やにが発生
・涙量の低下や濃度の高い目薬等で瞬きが抵抗を感じ目やにが発生
・義眼の重さや厚み、大きさで慢性的に抵抗を感じ不快感から目やにが発生(追記)

ドライアイ用目薬も濃度の高い物が多く上記の内容に近い現象になると思います。

なんにせよ一つのおめめトラブルが目やにと汚れを発生してしまい、それが更に目やにの発生を繰り返して行くという負のスパイラルになって行くと思いました。

こういう流れで目やにが絡む状態になってしまえば、いくら後から目を潤わせても乾燥感の排除は難しくなって来ると思います。

私の場合「深緑水」の点眼で目やにの発生を多少軽減出来てますが、目やにが発生してからは根本的に義眼と義眼床の洗浄あせるをしないと回復しない感じです

この内容を書いた後思ったのですが、義眼でドライアイの方は本当に辛い事になるだろうな…としょぼん
季節的な気温や湿度の変化以外に、年中目の乾燥を気にしておかないといけないでしょうしね

ここまでに書いた事で、
「ドライアイの対処法では効果が無いと思うのか」
の説明としたいなと思います。
そして義眼表面の乾燥と乾燥だと感じる理由（乾燥感）は別物も有ると言う事で纏めにしたいと思います

乾燥感を出さない為に大事なのは、継続して目やにの発生と義眼の汚れを抑えつつ目の潤いを維持する事が大事だと思いました

再編集には、ニュアンスが変わらないよう極力気をつけましたが自分の記憶を頼りに行ったので、内容が変更されている事お詫びいたします。